一则:(日文小故事),后面还有中文大意了:)~
照 片
ある丑い――と言っては失礼だが、彼はこの丑さゆえ诗人になんぞなったのに违いない。その诗人が私に言った。
仆は写真が嫌いでね、灭多に与えそうとは思わない。四五年前に恋人と婚约记念に取ったきりだ。仆には大切な恋人なんだ。だって一生のうちにもう一度そんな女ができるという自信はないからね。今ではその写真が仆の一つの美しい思い出なんだよ。
ところが去年、ある雑志が仆の写真を出したいと言ってきた。恋人とその姉と三人で写した写真から仆だけを切抜いて雑志社に送った。最近また、ある新闻が仆の写真を贳いにきた。仆はちょっと考えたんだよ、しかしとうとうのを、恋人と二人で写したのを半分に切って记者に渡した。必ず返してくれるように念を押しておいたんだが、どうも返してくれないらしい。まあ、それはいいさ。
それはいいとしても、しかしだね、半分の写真、恋人一人になった写真を见て仆は実に意外だった。これがあの娘か。――ことわっておくが、その写真の恋人は本当に、可爱くって、美しいんだよ。だって彼女はその时十七なんだ。そして恋をしている。ところガだ、仆と切离れされて仆の手に残った彼女一人の写真を见ると、なあんだ、こんなつまらない娘だったのかと言う気がした。今の今ではあんなに美しく见えていた写真ガだよ。-―永年の梦が一时にしらじらと覚めてしまった。仆の大切な宝物がこわれてしまったんだ。
してみると、――と、诗人は一段と声を落とした。
新闻に出た仆の写真を见れば、矢张り彼女もきっと思うだろう。たとえ一时でも、こんな男に恋をした自分が自分で悔しい、とね。――これで、みんなおしまいだ。
しかしもし、と仆は考える。二人で写した写真がそのまま、二人が并んで新闻に出たとしたら、彼女はどこから仆のところに飞んで帰って来らしいだろうか。ああ、あの人はこんなにー―と、いいながら。
中译文
一位其貌不扬的诗人,——这么说似乎有些不恭,但我想他一定是因为有些其貌不扬才当上诗人的,这位诗人对我说:
“我特讨厌拍照,平时很少拍,最后一次是四、五年前和恋人拍的订婚照。我非常喜欢她,我想我这一辈子再也难以找到像她那样的好姑娘。现在这张照片已成了我的一个美好回忆。
“但是去年,一家杂志说要刊登我的照片,我就把从以前和恋人及她姐姐一起拍的三人照中,剪下我的那部分寄给了杂志社。最近,又有一家报纸来要我的照片,我犹豫了一番,最终还是将和恋人拍的那张订婚照剪下了一半,交给了记者。虽然我叮嘱再三,让他们用完之后一定要还给我,但一直是有去无回。唉,这也没办法。”
“这暂且不论,但当我看着剩下的另一半恋人的照片时,竟有一个意外的发现:难道这就是那个姑娘?——我想强调一下,那张照片中的脸真是既可爱又美丽,当时她才十七岁,又沉醉在热恋之中。可是,望着剪开后手中剩下的她一个人的照片,我突然觉得,怎么?她怎么这样普普通通呢?而迄今而止,我一直都以为照片上的她是美丽无比的!——多年的美梦瞬间苏醒,珍贵的记忆彻底破灭。”
“如此说来”——诗人压低了声音。
“要是看到登在报上我的照片,她也一定会深有同感,她会后悔怎么会和这种男人谈过恋爱,虽说只有短暂的一段日子。 ——这下可算是彻底了结了。”
“不过,我想,要是我俩的合影一同登在报纸上,我想她一定会回到我身边的。她会说,他怎么这么——。”
蟹のしょうばい 蟹がいろいろ考えたあげく、とこやをはじめました。
蟹の考えとしてはおおできでありました。 ところで、蟹は、「とこやというしょうばいは、たいへんひまなものだな。
」 とおもいました。と申しますのは、ひとりもお客さんがこないからであります。
そこで、蟹のことやさんは、はさみをもってうみっぱたたやっていきました。そこにはたこがひるねをしていました。
「もしもし、たこさん。」 と蟹はよびかけました。
たこはめをさまして、「なんだ。」 といいました。
「とこやですが、ごようはありませんか。」 「よくごらんよ。
わたしの头に毛があるかどうか。」 蟹はたこの头をよくみました。
なるほど毛はひとすじもなく、つるんこでありました。いくら蟹がじょうずなことやでも、毛のない头をかることはできません。
蟹は、そこで、山へやっていきました。山にはたぬきがひるねをしていました。
「もしもし、たぬきさん。」 たぬきはめをさまして、「なんだ。
」 といいました。 「とこやですがごようはありませんか。
」 たねきは、いたずらがすきなけものですから、よくないことを考えました。 「よろしい、かってもろおう。
ことろで、ひとつやくそくしてくれなきゃいけない。というのは、わたしのあとで、わたしのお父さんの毛もかってもらいたいのさ。
」 「へい、おやすいことです。」 そこで、蟹のうでをふるうときがきました。
ちょっきん、ちょっきん、ちょっきん。 ところが、蟹というものは、あまり大きなものではありません。
蟹とくらべたら、たぬきはとんでもなく大きなものであります。その上たぬきというものは、からだじゅうがけむくじゃらであります。
ですから仕事はなかなかはかどりません。蟹は口から泡をふいていっしょうけんめいはさみをつかいました。
そして三日かかって、やっとのこと仕事はおわりました。 「じゃ、やくそくだから、わたしのお父さんの毛もかってくれたまえ。
」 「お父さんよいうのは、どのくらい大きなかたですか。」 「あの山くらいあるかね。
」 蟹はめんくらいました。そんなに大きくては、とてもじぶんひとりでは、まにあわぬと思いました。
そこで蟹は、じぶんの子おもたちをみなとこやにしました。こどもばかりか、まごもひこも、うまれてくる蟹はみなとこやにしました。
それでわたくしたちが道ばたにみうける、ほんに小さな蟹でさえも、ちゃんとはさみをっています。 译文 螃蟹的买卖 螃蟹想了很久,终於做起理发师的生意。
以螃蟹的思考来说,这已经是很棒的想法了。 但是螃蟹觉得: 「理发师的生意,真是很闲的工作啊。
」 会这麽说,是因为都没有客人上门。 於是理发师螃蟹带著剪刀去海边。
那里有一只章鱼正在午睡。 「哈罗哈罗,章鱼先生。
」 螃蟹叫他。 章鱼张开了眼睛,说: 「干嘛!」 「我是理发师,您有什麽需要我服务吗?」 「你仔细看看!我的头上有毛吗?」 螃蟹仔细地看了看章鱼的头。
原来如此,一根毛发也没有,光溜溜地。不管螃蟹是多麽高明的理发师,也无法剃没有头发的头。
於是螃蟹到山里去。山里有一只狸猫正在午睡。
「哈罗哈罗,狸猫先生。」 狸猫张开了眼睛,说: 「干嘛!」 「我是理发师,您有什麽需要我服务的吗?」 狸猫是一种喜欢恶作剧的动物,於是起了个不好的念头。
「好吧!就请你剪罗。不过,你必须答应我一件事。
就是啊,剪完我的之后,也想请你剪我爸爸的头发。」 「喔,那很简单啊。
」 螃蟹大展身手的时候到了。 喀嚓、喀嚓、喀嚓。
螃蟹并不是体型很大的动物,跟螃蟹比起来,狸猫却是不得不得了的动物。再加上狸猫这种动物,全身上下都是浓密的毛,所以工作一直无法顺利进行。
螃蟹嘴里吐著泡沫,拼命挥动著剪刀。花了三天的时间,终於把工作结束了。
「那麽,你答应过我的,也要剪我爸爸的头发。」 「您父亲体型多大呢?」 「大概有那座山那麽大吧。
」 螃蟹吓了一大跳。心想,那麽大的话,实在不是自己一个人可以应付得来的。
因此螃蟹让自己的小孩都成了理发师。不只是小孩,孙子和曾孙子,所有未来将出生的螃蟹也全都成了理发师。
因此,就连我们在路边看到的很小很小的螃蟹,也都随身带著剪刀了。
狮子和老鼠 野原でライオンが気持ちよく昼(ひる)寝(ね)をしていました。
すると、いきなり、一匹の鼠がライオンの体をかけ上がりました。「うるさいぞ、ちびめ。
」ライオンは目を开けると、あっという间(ま)に、太い前足(まえあし)で鼠を押さえつけました。「気持ちよく昼寝(ひるね)をしていたのに。
」ライオンは不(ふ)机(き)嫌(げん)そうに言いました。「わしを起こしたばつだ。
お前を食ってやる。」 すると、鼠は、「どうぞお许(ゆる)しください。
」と手を合わせました。「私を食べても、お腹(なか)の足(た)しになりません。
もし命を助(たす)けてくださったなら、いつかご恩返(おんがえ)しをします。」 すると、ライオンは、「わっはっはっはっは。
」と笑いました。 「お前に恩返しなどできるがない。
でも、その気持ちに免じて、今度だけは许してやろう。」ライオンは、そう言って鼠を放(はな)してやりました。
しばらくして、ライオンはちょっと油(ゆ)断(だん)した隙(すき)に、狩人(かりうど)に捕(つか)まってしまいました。そして、縄(なわ)で木に缚(しば)り付(つ)けられてしまったのです。
「これは、困ったことになったぞ。わしは杀されてしまうのだろうか。
そうでなかったら、远くに売られてしまうかもしれないぞ。」ライオンは、悲しい声で吠(ほ)えました。
すると、いつかの鼠がやってきたのです。「ライオンさん、少しの辛(しん)抱(ぼう)ですよ。
」鼠は、そう言うと、ライオンを缚(しば)っていた縄を次々と噛(か)み切(き)っていきました。ライオンの縄が、全部(ぜんぶ)切れた时、鼠は言いました。
「いつか、ご恩返しをしますと言ったとき、あなたは笑いましたね。でも、どんな小さいものでも、ご恩返しができるのです。
それがおわかりになりましたか。」 - - - - 生词 かけあがる 往上跑,跑到…上 ちび 矮子,侏儒(贬人的说法);小鬼,小家伙(爱称) あっという间(あっというま) 瞬间,刹那 不机嫌(ふきげん) 不高兴,不开心 罚(ばつ) 惩罚,处罚 足し(たし) 帮助,补贴 恩返し(おんがえし) 报恩 免ずる(めんずる) 看在…分上;看…的情面 油断(ゆだん) 疏忽大意 かもしれない 可能…,也许… 辛抱(しんぼう) 忍受,忍耐 语法注释 1.すると、鼠は、「どうぞお许しください。
」と手を合わせました。/于是,老鼠双手合十虔诚地说:“请您宽恕(放过)我吧。”
接续词“すると”,表示两种意思,一是后项事情的发生紧跟着前项。意为“于是,于是乎。”
二是作为前项事情当然的结果而导出后项。意为“那,那么,这么说”。
△ 私が歌った。すると妹も歌いだした。
/我唱了个歌,于是妹妹也唱了起来。 △ すると、あなたは一人っ子なんだね。
/那么说来,你是个独生子啊! 2.そして、縄で木に缚り付けられてしまったのです。/于是,用绳索将其捆绑在了树上。
接续词“そして”表示两种意思。 (1)表示累加,意为“而,又,而且”。
△ 今日は楽しくそして有意义な一日でした。/今天是愉快而又有意义的一天。
△ 文学・歴史そして教育と幅広く活跃している/活跃在文学、历史和教育各个领域。 (2)表示前项事情发生后,接着发生了后项事情。
△ 私の家へ3时ごろ友达が游びに来て、そして6时ごろ帰った/我的朋友三点左右到我家来玩,(然后)六点左右回去了。 △ あたりが暗くなった。
そして大粒の雨が降り始めた/周围暗下来了,然后开始下起了大滴的雨点。 - - - 译文: 一头狮子正在野地上美美地睡午觉。
这时,一只老鼠跑到了狮子的身上。“讨厌的小东西!”狮子睁开眼,粗壮的前爪一下子就抓住了老鼠。
“谁让你打扰我午睡的!”狮子不高兴地说,“我要吃掉你,作为你吵醒我的惩罚。” 于是老鼠赶紧双手合十恳求说:“饶了我吧,吃了我也不能填饱你的肚子,如果饶我一命的话,总有一天我会报答你的。”
狮子听了哈哈大笑。“你根本没有可能报恩,不过看你有这个心,这次就饶了你。”
狮子说完放了老鼠。 不久,狮子一不留神,被猎人抓住了。
它被用绳子绑在了一棵大树上。“这次完了!我可能被杀掉,或者被卖到很远的地方去。”
狮子伤心地吼了起来。 这时那只老鼠来了。
“狮子,稍微忍一下”,老鼠说着开始一根根地咬绑着狮子的绳子。 当所有的绳子都被咬断的时候,老鼠说:“当初我说总有一天我会报恩时,你还嘲笑我呢。
但是,无论多小的东西都能够报恩。你相信了吧”。
キツネとハリネズミ
ギリシャのエーゲ海の岛のサモスで、一人の政治家が死刑を言い渡された时に、イソップがその命を助けようとして、こういう话をしました。
「キツネが川を渡ろうとする时に、流されて崖の岩の间にはさまりました。
そこから出る事が出来ず、长い间苦しんでいますと、ダニがたくさんたかりました。
そこへやって来たハリネズミが、それを见て気の毒に思い、ダニを取ってあげようかと言いますと、キツネは取らずにおいてもらいたいと言いました。
ハリネズミがどうしてかと闻きますと、
『こいつらは、わたしの血を、もうたくさん饮んだから、后は大して吸わないが、こいつらを取ってしまうと、お腹の空いた别のダニが来て、残りの血を饮んでしまうだろう』
と、言いました」
それからイソップは、言叶を続けて言いました。
「ところで诸君。
この政治家は、この先、もう害を加えません。
なぜなら、金持ちになっているからです。
ところが、诸君がこの人を杀せば、他の贫乏な奴がやって来て、诸君の国のお金をこっそり使ってしまいます」
イソップの话しに感心した人たちは、その政治家を许してやる事にしました。
権力を持った人は、まず自分の为に働き、自分が充分力を付けた后で、人の为に働く事を、このお话しは教えています。
我还有mp3录音呢
1、旅(たび)
「千里(せんり)の旅(たび)、万巻(まんがん)の书(しょ)」という中国(ちゅうごく)のことばがある。その意味(いみ)はいろいろ解釈(かいしゃく)できるが、私(わたし)は自分(じぶん)でかってにこう解釈(かいしゃく)している。
——千里(せんり)の旅(たび)をすることは、万巻(まんがん)の书物(しょもつ)を読破(どくは)するにひとしい。
千里(せんり)の旅(たび)、万巻(まんがん)の书(しょ)——旅(たび)とはいろいろ考(かんが)えられよう。しかし私(わたし)は、旅(たび)とは、さまざまな国(くに)で自分(じぶん)を発见(はっけん)することと、后悔(こうかい)の向(む)こうに希望(きぼう)を见(み)だすこと、そして人间(にんげん)の世界(せかい)はかくも広(ひろ)く、かくも多様(たよう)で、かくも豊(ゆた)かなのだということを実感(じっかん)することだと思(おも)う。
だからこそ、千里の旅は万巻の书に値するのである。
2、昨日(きのう)の自分(じぶん)と比(くら)べて
谁(だれ)にとっても、大切(たいせつ)なのは昨日(きのう)の自分(じぶん)と比(くら)べること。昨日(きのう)より今日(きのう)が幸(しあわ)せということが一番大切(いちばんたいせつ)だ。ところが、结构(けっこう)みんなが忘(あす)れてしまっていること。「幸(しあわ)せ」になるために勉强(べんきょう)したり、仕事(しごと)したりしているはずなのに、幸(しあわ)せに生(い)きていくことを忘(わす)れて流(なが)されてしまったりしている。
「幸(しあわ)せ」とは、心(こころ)の充実(じゅうじつ)である。ただ人(ひと)によって幸(しあわ)せは违(ちが)う。スポーツをしていたら、幸(しあわ)せな人もいれば、研究室(けんきゅうしつ)で研究(けんきゅう)しているのが幸(しあわ)せな人(ひと)もいるし、家族(かぞく)といるのが幸(しあわ)せな人もいる。自分(じぶん)が幸(しあわ)せだからこそ心(こころ)も充実(じゅうじつ)して人(ひと)の幸(しあわ)せも愿(ねが)える。
自分(じぶん)で幸(しあわ)せでないのに、本気(ほんき)で人(ひと)の幸(しあわ)せなんか愿(ねが)えない。大切(たいせつ)なのは、どうやってより幸(しあわ)せで充実(じゅうじつ)した时间(じかん)をたくさん持(も)つことができるかどうかである。人生(じんせい)は一回(いっかい)だけだ。昨日(きのう)の自分(じぶん)と比べて、毎日(まいにち)を自分(じぶん)にとって最高(さいこう)の日(ひ)にしようとすることが大切(たいせつ)だ。
3、结婚相手(けっこんあいて)
奇迹(きせき)の扉(とびら)をあける键(かぎ)は、だけの手(て)にも握(にぎ)られている。ただ、それに気(き)づく人はほんのわずかしかいない。运命(うんめい)を変(か)えるほどの大(おお)きな奇迹(きせき)は、早々(そうそう)とない。変(か)えたいと思(おも)う小(ちい)さいな一方(いっぽう)を重(かさ)ねることで、いつの日(ひ)か奇迹(きせき)の扉(とびら)は开(ひら)く。
彼女(かのじょ)と小学校(しょうがっこう)の时(とき)に初(はじ)めて出会(であ)ってから今日(きょう)まで、どれだけの时间(じかん)を过(す)ぎたんだろう。彼女(かのじょ)はいつも近(ちか)くにいた。気持(きもち)ちを伝(つた)える时间(じかん)は无限(むげん)のようにあった。だから、告白(こくはく)する最高(さいこう)の瞬间(しゅんかん)をずっと探(さが)してしまったのかもしれない。
结婚相手(けっこんあいて)は一番(いちばん)好(す)きな人(ひと)ではなく、二番目(にばんめい)に好(す)きな人(ひと)を选(えら)んだほうがいい、としたり颜(かお)で口(くち)にする者(もの)がいるそうだが、付(つ)き合(あ)ったら人生(じんせい)で二番目(にばんめい)に好(す)きかどうかなんて分(わ)かる人がいるんだろうか。でも、一つだけ确(たし)かなことがある。人生(じんせい)で一番(いちばん)好(す)きな相手(あいて)を失(うしな)おうとするまさにその瞬间(しゅんかん)にこの人(ひと)だったと気(き)づくのである。
《みちのく》: /read.php?tid=184以下为部分内容,全文请进入链接观看: みちのくのしのぶもぢずりたれ故に乱れそめにし我ならなくに” 『小仓百人一首』に采られて名高い河原左大臣源融(みなもとのとおる)の歌である。
「みちのくのしのぶもじずりのように、身も心もよじれて乱れている。谁のために?私のせいではない、ほかならぬあなたのせいで」の意だが、问题は“みちのくのしのぶもじずり”。
これは「乱れ」の序词となっていて、“しのぶもじずり”が何を指すのかは古来、诸説あって不明だが、ねじれ模様の衣のことだと思えばいい。 じゃあ“みちのく”は?。
(イナバの白ウサギ) オオクニヌシのたくさんの兄弟の神さまたちはみな、イナバ(因幡=现在の鸟取県东部)に住むたいへん美しいと评判のヤガミヒメ(八上比売)と结婚したがっていて、いっしょに连れ立ってイナバへ行った时に、この神さまたちは、オオクニヌシにたくさんの荷物の袋を背负わせ、家来(けらい)のようにして连れて行きました。
やがて、気多の岬(けたのみさき=鸟取県気多郡の日本海に突き出た岬)に着きましたが、そこに毛の全くない裸のウサギがふせって泣いておりました。そこで、神さまたちは、こう言いました。
「これ、そこのウサギ! 体が痛いのなら、海の水を浴びてから、风に吹かれて、高い山の上で寝ているのがいいぞ。」 それでウサギは、神さまたちに言われたとおりにして寝ていると、海の水の塩が乾いてくるたびに、吹く风が皮肤に刺ささるように痛み出しましたので、泣いて寝ていたところ、最后に通りかかったオオクニヌシがその姿を见つけて言いました。
「なぜ、おまえは、そこで泣いているんだい。」「はい、わたしは、隠岐の岛(おきのしま=岛根県に属する日本海の岛)に住んでおりました。
このイナバの地に渡って来たかったのですが、渡る方法がなかったので、海のサメをだまして、こう言ったのです。『おれとおまえで、どっちの仲间が多いかを数えて、竞争しようじゃないか。
で、おまえは、自分の仲间をすべて连れて来て、この岛から気多の岬まで、一列に并ばせてみてくれ。そしたら、おれは、その上を踏んで走りながら数を数えよう。
これで、どっちの仲间が多いかわかるだろう。』こうして、サメたちをだまして海の上に一列に并ばせて、わたしはその上を数えながら走って来ましたが、この地に下りようとした一歩手前で、うかつにもこう言ってしまったのです。
『へっ、へ。バカなサメども。
お前らはだまされたんだよ。』すると、一番最后に伏せていたサメが、わたしをつかまえて、わたしの毛を剥(は)いでしまったのです。
それで困って泣いていたところ、先ほど通りかかった神さまたちが、海水を浴びて、风邪に吹かれて寝ていろと教えてくださったので、そのとおりにしていたら、わたしの全身が伤ついてしまったのです。」 そこで、オオクニヌシは、そのウサギにこう教えてあげました。
「今すぐに、あの河口に行って、河の水で(※つまり真水で)体を洗いなさい。それから、その河口に生えている蒲(がま=ガマ科の多年草)の花を采って来て、その黄色い花粉をまき散らして、その上をゴロゴロと転がりなさい。
そうすれは、あなたの体中の肤(はだ)が治るでしょう。」 こうして、ウサギが言われたとおりにしたところ、すっかり元どおりに治りました。
これを「イナバの白ウサギ」と申します。今の人たちは、これを「ウサギ神」とも言っています。
このウサギは、オオクニヌシノミコトにこう申し上げました。「(わたしをだました)あの大势の神さまたちは、まちがいなくヤガミヒメと结婚できないでしょう。
家来のように袋をしょっていますが、あなたこそヤガミヒメと结婚できるお方です。」(天の岩户) そこで、スサノオノミコトは、得意げに言いました。
「わたしの心が清らかだったので、女の子が生まれたのです。これで、わたしの胜ちですね。
」スサノオノミコトは、胜った势いにまかせて、次々と乱暴をはたらきました。アマテラスオオミカミが作っていた田の畔(あぜ)を踏みつぶし、沟を埋め、大尝祭を行う神殿に、何と「うんこ」をし散らかしたのです。
しかし、アマテラスオオミカミは、「粪(くそ)のような汚いものは、きっと酒に酔って戻してしまったのでしょう。田んぼの畔をこわし、沟を埋めたのは、その土地を再生させようとしたのでしょう。
すべて、わたしのかわいい弟がやったことです。」と、それをしかったりせずに、むしろ弟をかばうようにおっしゃいました。
しかし、スサノオノミコトの乱暴は、止まることはありませんでした。 ある日、アマテラスオオミカミは、神圣な机织场(はたおりば)で、神様のお着物を织らせている时に、スサノオノミコトは、斑(まだら)模様の马の皮をはいで、その死体を机织场の天上に穴をあけて投げ込んだのです。
それに惊いた机织りの娘は、机织りで横糸を通すための道具板で、女阴をついて死んでしまいました。これには、さすがのアマテラスオオミカミも恐ろしくなって、天の岩屋户(とびらが大きな岩で作られた洞窟)の中に隠れてしまわれました。
そんなわけで、高天原(たかまがはら=アマテラスオオミカミが支配する天の国)も真っ暗になり、苇原の中国(あしはらのなかつくに=高天原と黄泉の国の中间、すなわち地上の世界)も闇につつまれました。永远の夜になってしまったのです。
多くの神々が騒ぎだし、その声はハエのようにたくさん増えていき、あ らゆる祸い(わざわい)が起きました。 そこで、八百万(やおよろず=たくさ。
ボートの二人(ふたり)
海外旅行(かいがいりょこう)をしている若(わか)い恋人同士(こいびとどうし)。メキシコの、とある海岸(かいがん)で日光浴(にっこうよく)をしているとき、小(ちい)さなボートを见(み)つけた。二人(ふたり)は、どちらからともなく、乗(の)ろうと言(い)いだした。
ボートを漕(こ)ぐのは男(おとこ)。女(おんな)は水着(みずぎ)の上(うえ)にヨットパーカーを羽织(はお)り、右手(みぎて)だけを海(うみ)に入(い)れている。
「ずいぶん冲(おき)まで来(き)ちゃったわね。大丈夫(だいじょうふ)?」女(おんな)が言(い)う。
「大丈夫(だいじょうふ)さ。また漕(こ)いで戻(もど)ればいい」真(ま)っ黒(くろ)に日焼(ひや)けした厚(あつ)い胸(むね)の男(おとこ)が言(い)う。
女(おんな)は男(おとこ)を頼(たの)もしいと思(おも)った。頼(たのま)れる人(ひと)と信(しん)じていた。そんな思(おも)いが、こんな言叶(ことば)を言(い)わせたのかもしれない。
「ねえ、もし今(いま)このボートが沈(しず)んだら、私(わたし)たち、どうなっちゃうのかしら。実(じつ)は私(わたし)、泳(およ)げないのよ」
「大丈夫(だいじょうふ)さ」男(おとこ)は、ほほ笑(え)みながら言(い)った。「こう见(み)えても仆(ぼく)は、学生时代(がくせいじだい)、平泳(ひらおよ)ぎの选手(せんしゅ)だったんだ。ボートが沈(しず)んだら、君(きみ)を助(たす)けてあげるさ」
「まあ、うれしい。さすがね」
それからしばらくの间(あいだ)、二人(ふたり)とも无言(むごん)だった。男(おとこ)はゴロリと横(よこ)になり、灼热(しゃくねつ)の太阳(たいよう)に全身(ぜんしん)をさらしている。どれくらい时间(じかん)がたっただろう。女(おんな)が突然(とつぜん)、海(うみ)に飞(と)び込(こ)んだ。
「た、助(たす)けてー」女(おんな)が海面(かいめん)で両腕(りょううで)を激(はげ)しく动(うご)かす。「お愿(ねが)い、助(たす)けて」
女(おんな)の悲鸣(ひめい)は続(つづ)く。しかし男(おとこ)は平然(へいぜん)とボートに乗(の)ったままだった。そのうち女(おんな)は、どこからか流(なが)れてきた丸太(まるた)にしがみついた。ボートの男(おとこ)を见(み)ながら言(い)う。
「ひどい人(ひと)ね。私(わたし)が溺(おぼ)れたら助(たす)けてくれるって言(い)ったじゃないの」
「仆(ぼく)は、ボートが沈(しず)んだら助(たす)けてあげるって言(い)ったんだ」
「そ、そんな……。私(わたし)は泳(およ)げないのよ。なのに放(ほう)っておくなんてひどいわ」
「泳(およ)げないのにどうして飞(と)び込(こ)んだんだい。君(きみ)は、仆(ぼく)の気持(きも)ちを试(ためし)そうとしたんだね。悪(わる)い人(ひと)だな」
男(おとこ)は、いたずらっぽく笑(わら)う。女(おんな)は反论(はんろん)した。
「违(ちが)うわ。あなたの気持(きも)ちを试(ため)すだなんて、そんなひどいことはしない……」
「だったら、どうして自分(じぶん)から飞(と)び込(こ)んだんだい?」
「だって……」
「だって、どうしたんだい」
「だって、ボートの中(なか)に大(おお)きなサソリがいるんですもの。それって、一刺(いちさ)しで人(ひと)を死(し)なせちゃうっていう毒(どく)を持(も)ってるサソリでしょ」
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